プロジェクト管理VBAなどのテクニック メインに戻る
各種プロジェクト管理Excel 計算式、VBA、マクロのテクニックを紹介します。
その1 |
スプレッドシートのVBAで、昔ながらのバーチャート工程表の作成例 専用のスケジューラーは多機能で、時間−コスト−リソースのプロジェクト・パフォーマンスまで計算できますが、多機能過ぎて使いきれない、一行に一つのアイテム(タスク)しか入力できませんので、縦長の工程表になり、人が読みにくい、全体が掴みにくいなどの欠点もあります。 そこで、昔ながらのバーチャート工程表は関連アイテム(タスク)を横並びに記載しますので、人にやさしく読みやすいため、現在でも、スプレッドシートで罫線と図形を利用して工程表を作成しているのを見かけます。 しかし、これも手間がかかります。特に、修正する時の罫線と図形の修正に手間がかかることはイライラすることもあります。 ここで、自分でフォーマットを作成し、入力シートにアイテム項目とその開始月と完了月を入力するだけで、ボタンを押すと工程表が出来上がる例を紹介しています。 VBAプログラミングの経験がなくても、専門書を読まなくても、マクロの記録を利用し、VBAの中身を研究すれば、この程度のプログラミングはそれほど難しくありません。 他のDOS Basicなどのプログラミングを経験された方なら、やさしい部類と思います。 |
その2 |
配管工事進捗度の管理及び計算例 パイプライン工事などの工事進捗は、インチ・メートルを使うのが一般的です。インチは配管の米国サイズで、メートルは配管の長さです。パイプラインは配管継ぎ手とかバルブとかが余りありませんので、工事完了した配管のサイズに長さを掛けた数値で管理できます。 一方、プラント配管は、継ぎ手も多く、バルブも多数に及びます。この場合、溶接工事が大きな要素になりますので、溶接工事量を測るためにダイア・インチ(Diameter-Inch)を用います。 これは、溶接部の個所と配管サイズを掛けて集計した数値で進捗を管理します。 溶接工事予定と完了記録のリストから「ピボットテーブル」機能を用いて、簡単に進捗度を計算、また、平均サイズも計算した例を紹介します。 |
その3 |
設計進捗度の管理及び計算例 設計、調達、工事の進捗管理は、WBS作成し、進捗を記録し、それを計算・集計するのが基本です。 進捗管理の簡単な例を、全進捗データと進捗度入力の計算例で紹介しましたが、現実は、設計のWBS(項目)だけで千を超えるでしょうし、調達と工事も同様になるでしょう。 その進捗した項目のチェック、及び進捗値のチェックだけでも大変な労力を必要とします。 それを、出来るだけ容易にするテクニックを紹介します。 その一は、WBSのレベルで、ワークシートを分けると管理しやすくなります。例えば、設計のプロセス項目を一つのワークシートにします。他の設計も同様にします。各ワークシートの進捗値を計算させて、串刺し計算又はセル参照で、全設計の進捗度を計算します。 その2は、進捗度をマイルストーンで測ります。これは、進捗が上がったマイルストーン列に日付を入力するだけです。これは、進捗日の管理を容易にし、進捗度計算式で進捗度を計算させることができます。 その3は、当月に進捗が上がった項目だけをフィルターを掛けて表示すれば、チェックが容易になります。 これは、つまらないテクニックに思われるかも知れませんが、進捗が上がった項目だけを印刷し、現場チェックをする作業をルーチン化することで、相当の労力低減になります。 以上の詳細は、設計進捗度の管理及び計算例を参照してください。 |
その4 |
設計進捗データーと進捗度入力の計算例の基礎編 プロジェクト管理例その3では、入力の日付が各月の期間内かどうか判定する少し複雑な関数を用いた例を紹介しました。 ここでは、各入力日付を月の1日の日付に変換することで、より単純に進捗率を計算する例を紹介します。 計算手法を判りやすくするために、一回だけの実行(ひとつのマイルストーン)で各設計図書の進捗が100%になる例題にしています。 |
その5 |
設計進捗データーと進捗度入力の応用編 -1 実務の設計進捗を図る場合、初回発行進捗、客先承認進捗、最終発行(For Construction)などの複数のマイルストーン進捗を管理するのが一般的です。 ここでは次のマイルストーン進捗率で計画した「その4」の応用編の計算例を紹介します。 計算式は基本的に前項の基礎編と同じですが、一部をスキップしている部分もあります。 |
その6 |
設計進捗データーと進捗度入力の応用編 -2(外部データ取り込み) 前章「その4と5」の「設計進捗データーと進捗度入力の計算例の基礎編」では一つのファイルで処理をしていましたが、各カテゴリー毎の多量なデータ入力を分割して、進捗計算は別のひとつのファイルで処理するテクニックを紹介します。 |