プロジェクト管理VBAなどのテクニック-その3
設計進捗度の管理及び計算例
このサンプルは計装設計進捗度の管理表の一部です。 進捗管理は、次の4つのマイルストーンで進捗を上げることが判ると思います。 1.進捗20%:設計図書のドラフト完成した。 2.進捗30%:設計図書をオーナーに提出した。 3.進捗30%:オーナーが設計図書を確認した。 4.進捗20%:設計図書が工事用に発行された。 進捗が上がると、日付を入力します。 また、チェック用に連絡書番号も記載しています。 ![]() |
遅れている計装設計アイテム、或いは、今月に進捗が上がったアイテムをフィルター(抽出)するための部分。 図に示すように、プルダウンメニューで今月(2006年1月)を選びます。 次の図が判り易いですが、「Progress%」と「Weighted Progress」の列は、関数を用いて、実績(Actual-1)の日付が選択された「2006年1月」の以前にある場合、進捗率を計算しています。 実績(Actual-2〜Actual-4)も同様に計算して、その合計結果を、累計進捗率として「Progress%」に表示しています。 「Weighted Progress」の表示は、「Weight」欄の値と「Progress%」を掛けた値です。 ![]() |
「Delay」の列は、選択された「2006年1月」の期間内に、計画(Plan-1〜Plan-4)の列の日付が2006年1月より以前で実績(Actual-1〜Actual-4)に日付が入力されていない場合、関数を用いて、「Delay」と表示させています。 計装設計進捗度の管理表で、「Delay Report」の釦を押すと、VBAマクロのフィルター機能により、遅れているアイテムだけが抽出されます。 遅れているアイテムの報告書に使用します。 ![]() |
「Select」の釦を押すと、今月(20060-Jan)の月に進捗が上がったアイテムだけ、VBAマクロのフィルター機能により、抽出されます。 この管理表で、計装設計の今月度進捗は15.75%と計算されます。(計装分だけの進捗率です。) ![]() |
他のカテゴリーも計装と同様に計算され、下図のサマリーに集計されます。![]() |
上図の設計進捗サマリーの実績データを、下図のようにグラフ化することで、計画値に対する遅れを報告することが出来ます。 このグラフで、注目することは、縦軸と横軸の両方を評価します。 横軸から、4.5ヶ月遅れていることが判ります。 縦軸から、計画仕事量の半分しか終わっていないことが判ります。 この報告より、今後の対応・対策を計画しなければなりません。 ![]() |